片付け｜目に見えないモノは評価されない

隊長です！

最近、五木寛之さんの「捨てられない生きかた」を読んで気付いたことを書いています。
前回の続きです。

片付けができない理由は、いろいろあります。
①時間がない
②モノが多い
③整頓ができない
④部屋が狭い
などなどです。

でも、なぜモノが多くなる理由を考えている人は意外と少ないのではないでしょうか？

モノが多くなる理由は
①買い物が気持ち良い
②買ったことで満足する
③集めること（コレクション）が楽しい
④持っていることに優越感を感じる
などなど、これらの要素があると思います。

特に僕が気にしていることは、持っていることで優越感を感じること。
すなわち、誰かと競争や、比較をしていることです。

持っていると、人から羨ましがられたりすると思うのです。
そのため、見栄を張ったりしてしまうと思うのです。

しかし、僕は片付けを学び、財務も勉強していて気付いたことがあります。
それは、本当のことは誰にもわからない！ということです。

見えないモノを大事にする生き方

僕も今から12年前まで、片付けができませんでした。
でも片付けを学び、実践して行くことで
①片付けには、ひとりになる時間がいる
②片付けで、自分と対話することが大事になる
③片付けすることで、自分の大事なモノが何なのか？が見つかる
これらを学ぶことができます。

そして、片付けを通してわかったことは、
多くの方が、見えているモノを評価し、見えないモノを評価しない！ということでした。

どういうことか？と言いますと
①新車
②新築の家
を購入したりすると、お金持ちに見えます。

でも、借金で買っている可能性がありますので、お金持ちではないのです。だから、比較する必要はないのです。借金をしていると、頑張っているように見えます。でもお金を返済する際の金利を払うことを考えれば、借金しないで購入した方が、後が楽です。

だから、新車や、新築のお家を持っている人と、持っていない人どちらが良いのか？
比べることがナンセンスだと思うようになります。現金で買っているのか？借金で買っているのか？わからないからです。

僕は大事なのは、目に見えない「金のタマゴを産むガチョウ」を持って、育てることと思っています。
この金のタマゴを産むガチョウを持っていれば、年々、タマゴを産んでくれて楽になります。もし年々、苦しくなっている状態だと、つまり金のタマゴを産むガチョウを持っていない、または誰かの金のタマゴを産むガチョウになっていることになります。

だから、モノを持っているだけでは、本当にお金持ちなのか？わからないのです。
借金で購入してしまっていたら、買わなかった人より、確実に貧乏になっていることになります。しかし、社会の評価は逆になります。

①新築のお家、新車を持っている人はすごい！
②借金をしている人の方が、頑張っている！
このような評価があるように気がしていますが、いかがでしょう？

ムダな競争が、モノをたくさん所有してしまっている気がしています。