あしあと通信:店長の貯金術(通帳編)

更新:2022年2月25日

こんにちは!写真の松屋の店長 松尾勝彦です。ブログを読みに来て頂きありがとうございます。このページは、貯金が全くできなかった僕が、貯金が出来るようになったお話です。

僕の仕事は、子供たちの笑顔を引き出す仕事をしています。このお話で、子供たちが将来 笑顔になってもらえればと思って書いてみたいと思います。好きな仕事で生活できる子供たちが増えることを願っています。

お金の管理は大きく分けて
①通帳の管理の仕方
②日々の生活費の管理の仕方
この2つの管理の仕方を知っておけば、お金が貯まり、お金に困ることはないと思います。

今回は①通帳の管理の仕方を中心に書いてみたいと思います。その理由は、1度通帳を作ってしまうと、もしかしたら一生使うことになるかもしれないからです。だから、最初に正しい通帳の作り方を意識することが大事です。

僕は18歳の時に東京で、ひとり暮らしを始めました。もしあの時にお金の知識を持っていたら!お金を貯めることができたのでは?と後悔しています。もし自分のあの時の経験が、みなさんのお役に立てればと思い、今回 僕の貯金術のお話を書いてみたいと思います。

そして「お子さんにお金の苦労をさせたくない!」と思っている親御さんの役に立てればと思います。
僕の話は、誰でもできる貯金術です。このやり方は、お子さんだけではなく、親御さんもできますので、貯金が苦手な方もチャレンジしてもらえたらと思います。そして、実際 貯金が出来るようになったら、僕に報告頂けたら嬉しいです。

それでは話を始めたいと思います。

僕の貯金の知識の仕入れ先

僕の貯金術の方法は、たくさんの本の中から仕入れました。多分100冊以上読んでいると思います。
このブログの中で、僕のおススメの貯金の本、またはお金の本もご紹介します。

いろんな本を読んで、自分のやりやすい方法にアレンジしました。最初はめんどくさいと感じるかもしれませんが、超の付くくらいのめんどくさがりの僕がやっているので、多分大丈夫だと思います。

片付けも、そうですが、まずは最初が肝心です。
最初がうまく行くと、ずっとうまく行きます。ただ、最初から知っている人はいないので、誰かから学ばないといけないのです。

実は、僕はこの方法で、会社のお金も管理しています。おかげで会社のお金がいくらあるのか?貯金がいくらあるのか?今月の支出はいくらくらいになるのか?だいたい頭の中に入っています。おかげで担当してもらっている税理士さんにも褒めてもらえます。税理士さんから「こんな見やすい通帳管理をしている会社は見たことがない!」と言ってもらえます。

現在の僕の趣味は、片付けと貯金です。
そして貯まったお金の一部をNISA口座(少額非課税口座)で投資信託や、株投資をしています。早いもので7年になります。もっと早く貯金体質になっていれば、投資を始めることができれば、お金の不安が無くなって、楽だったと思います。

ちなみに、僕が18歳でひとり暮らしを始める際に、何をして浪費にお金を使っていたのか?
それはタバコと、お酒と、パチンコでした。現在は、全てこれらの悪習慣をやめることができたので、その分を貯金に廻すことができていると思います。もし18歳で、お金を貯めることができていれば、夢を描くことができたと思います。

貯金はコツさえわかれば誰でもできる

浪費家の僕が、貯金ができるようになったので、コツさえつかめば誰でも貯金はできると思います。
貯金ができる方法は、まず先に貯金ができる仕組み(流れ)を作ることです。自然に例えると、お金のダムを作ることです。貯金のダムとは、まず通帳を4つ準備することです。これができれば誰でもお金を貯めることができます。

ウソ!とお思いでしょ!
実は、通帳の数が少ないと、収入と支出と貯金の管理がしにくいのです。貯金が出来ない人ほど、通帳の数が少ないと思いますがいかがでしょうか?

ただ通帳の数が多くなると管理が大変!と思われるのもわかります。でも、最初だけ辛抱してもらえれば、そんなに難しくありません。ただ、この通帳を4つに分けることは、高校を卒業した際に始めた方が良いと思います。

なぜなら、
①その後も社会人になってからも、その口座を使うことがある
②後から支払い口座などを変更する方が、めんどくさくなる

だから最初、適当に通帳を作ってしまうと後が大変になります。

貯金通帳の分け方は4つ

  1. 収入通帳(近くの銀行で作る)
  2. 支払い通帳(近くの銀行で作る)
  3. お楽しみ通帳(近くの銀行で作る)
  4. 未来通帳(なるべく離れた銀行で作る

それぞれの4つの通帳の解説

それぞれの通帳について詳しく説明していきます。

①収入通帳
収入が入る通帳。全て(本業も、副業も、臨時収入も)の収入をこの通帳で管理します。
決まった日(月末なら月末・月始めなら月初め)に、全額引き出し、通帳残高を0円にします。この通帳では、絶対クレジットカードなどの引き出しがないようにします。クレジットカードや、家賃、公共料金の引き出しは、支払い通帳で行います。もし夫婦で、共働きの場合も収入を1つにまとめることができればそれが良いと思います。しかしそれが難しいのであれば、別々のままにして頂き、引き出す際に合算して頂ければ良いです。

また引き出す際は、チョコチョコ引き出すのではなく、全額引き出して下さい。できれば1円単位もバカになりませんので、引き出してみて下さい。何度も書きますが、そこから支払いをしないように!あくまでも収入だけの通帳です。

②支払い通帳(収入の80%)
支払いの全てをこの口座を賄います。クレジットカードの引き落としも、家賃、ガス、電気代などの固定費は、この通帳口座から引き落として下さい。1つの口座で支出を管理していますので、残ったお金が把握しやすいです。しかも1つの通帳で管理できると簡単な家計簿ができたように、通帳の支出欄に数字(金額)が縦にきれいに並びます。そしてこの支払いの口座も、毎月1回締めることが大事で、余った分を③お楽しみ口座に入れて行きます。

なるべくなら余ったお金全額1円単位まで引き出して欲しいのですが、面倒であれば千円単位でも良いです。余ったお金をどうせ翌月の引き落としにされるからと、置きっぱなしにするより、余ったお金を引き出して下さい。

そうすると「今月は1万円も残った!」と使わなかったお金のことを喜べるからです。ここで喜びを味わうと「また来月頑張ろう!」とモチベーションが上がります。そうすることで、意識しないうちに日々節約をするようになります。

もし通帳の管理が慣れてきたら、この支出の通帳の余ったお金を5番目の通帳のディズニーランド(旅行)通帳にされて、貯めて行くことも楽しいと思います。1年間で貯める目標金額を決めて、日々の生活を送ると、無駄使いも自然と無くなります。

③お楽しみ貯金通帳(収入の10%)
お金が貯まったら、好きなモノを買ってよいお金が入った通帳です。まず収入通帳から引き出した10%のお金を先取り貯金します。支払い通帳の余ったお金もこの口座に入れてかまいません。貯まったら使ってよいので、この通帳があれば、窮屈に節約している感じはしなくなります。

④未来貯金通帳(収入の10%)
この通帳は、大事な時にここぞ!という時に使うお金です。大事な時とは、結婚式、お家の購入などです。僕はこのお金をNISA枠の投資に廻しています。この通帳も、先ほどの③お楽しみ貯金通帳と同様に収入の10%の先取貯金をします。

4つの通帳に分ける理由

いかがでしたか?もしかしたらめんどくさい!と思われたかもしれませんが、このように収入を分けることで、お金が自然と溜まって行きます。一つの通帳で管理すると、どうしても目にお金が見えますので、使う誘惑が起こると思います。

また貯金通帳を③お楽しみ貯金通帳と④未来貯金通帳の2つに分けるのがポイントです。こうやって分けると、貯まったら使ってよいお金と、ずっと貯めるお金とあることで、もし③お楽しみ貯金通帳のお金を使ったとしても、④未来貯金通帳を持っていることで、結果的にはお金を持っていることになり、不安が無くなります。

お金を貯めることができる人と貯められない人の思考の違い

貯金のできる人と、そうでない方の考え方には大きな違いがあります。

貯金のできる方の考え方は、
収入ー先に貯金=支出(生活費)

貯金のできない方の考え方は
収入ー支出(生活費)=余ったら貯金

この違いがあります。この正しい貯金の考え方は、お小遣いを渡し始める小学生の頃から教えておくことが大事だと思います。収入があったら、先に貯金をして、残ったお金で生活をするを教えるわけです。

僕は、子供にお小遣いをあげる方が良いと思います。正しい金融知識を付ける良い機会だと思っているからです。ただ大事なのは、お小遣いを自由に使わせるのではなく、お小遣いの中から貯めることの大事さを教える。また貯める習慣を身に付けさせる良い機会だと思います。お小遣いの良い理由は、毎月決まった日にもらうことができれば、将来、お給料をもらった際と同じ感覚で管理ができるようになると思うからです。


余談ですが、考え方で面白いのが「自分は、収入が低いから貯金が出来ない!」と思っていると、収入が増えても、貯金が出来ないそうです。お給料が上がっても、まだまだと思って、上がったお給料分、生活レベルが上がってしまうわけです。その証拠に、収入が少ない人でも、貯めることができる人はいます。だからお子さんにお小遣いを渡す際も、使い方だけを教えるのではなく、お金の残し方も一緒に先に教えるべきだと思います。

貯金の仕組みを早く作るメリット

4つの通帳でお金を管理していきます。この方法で通帳管理をすることで、収入の80%の支出で生活をすることになり、20%(お楽しみ貯金10%+未来貯金10%)を貯金に廻せます。

もし収入の80%で生活するのが苦しかったら収入の90%で生活して、残りの10%(お楽しみ貯金5%+未来貯金5%)でも良いと思います。これを3年間続けてみて下さい。そうすると習慣になり、収入の80~90%で生活しても苦しくなくなり、次第に収入の70%以下で楽に生活できるようになります。

そのためにも、子供の頃からお小遣いを全部使うことを覚えさせないで、80%でやりくりさせる訓練が大事だと思います。できれば収入の100%で生活するのに慣れては欲しくないのです。なぜなら、
①もし足りなくなったら貯金を切り崩す
②簡単に借金をして、余分に利息を払うことになる

このようなことが起こるからです。

最初の100万円を貯めるのは大変ですが

貯金は、マラソンと同じです。自分のペースを知り、そのペースをずっと守れば、自然にお金は貯まって来ます。しかしマラソンも同様に、ペースを乱すと後が辛くなります。お給料日にパッと使ってしまえば、次の給料日までが辛くなります。

自分のペースを知ることが大事なので、やった方が良いのが
①家計簿を付ける
②1日(1週間で)いくら使えるのか?を知る


①家計簿を付けるのは大変ですが、1ヶ月でも良いので、自分が何にお金を使っているのか知ることが大事です。また1日にいくら使えるのか?を知ることが大事です。例えば、1ヶ月3万円で生活するなら、1日約1000円です。1週間で7000円になります。この金額を知ることで、お金を使う際にブレーキをかけることができます。

僕は、最初ペース配分が難しかったので1週間(7日分)ごとのお金を4つの封筒(1ヶ月の4週分)に入れて管理していました。今は、お金を使うペース配分に慣れたので封筒での管理はしていません。しかし封筒で管理したことで、1週間のお金を使うペース配分ができるようになりました。
おかげで現在は当時の半分以下で生活できるようになり、その分 貯金に廻せるようになりました。

この経験から分かったことは、実は子供の頃から僕は、母親に「100万円を貯めなさい!100万円を貯めたら、後はどんどん貯まるから!」と言われていました。子供の頃は、何を言っているのか?わかりませんでした。そもそもの貯金の仕組みを知らないので100万円を貯めるのが難しいわけです。

実際、貯金が出来るようになってわかったことは、100万円を貯めるまでは大変でした。でも100万円を貯めると、正しい貯金習慣が身に付くので、次の100万円が貯まるのは早いよ!と言いたかったのだと思います。

子供の頃に母親から言われた「100万円を貯めなさい!100万円を貯めたら、後はどんどん貯まるから!」よりも、100万円の貯め方(仕組み作り)を先に教えてもらいたかったと思います。

今から貯金をする、今まで貯金が出来なかった方なら、100万円を貯めるためには、3年はかかると思います。この期間、1ヶ月3万円です。1年で36万円。3年で108万円です。貯金をしたことがなかった方が、いきなり3万円は大変だと思います。だから焦らず、ゆっくりコツコツ貯めて頂きたいのです。

余談ですが、片付けが出来なくて、貯金もできない方なら、片付けがするだけで、毎月3万円は簡単に貯金できるようにはなります。それくらい固定費の削減ができます。

貯金があると、気持ちにも余裕が生まれます!

当たり前ですが、貯金があると、気持ちに余裕が生まれます。急な出費があっても、慌てなくてすみます。僕が貯金が出来るようにったのは、40代からです。まだ10年ほどしか経っていませんが、貯金が出来なかった頃と比べると、気持ちの持ち方が全然違います。

今思えば、貯金が出来なかった頃、今(目の前のこと)を大事にしていたと思います。でも貯金が出来るようになると、夢を大事にするようなりました。節約すると聞くと大変ですが、夢を実現させると思えば、貯金も頑張れると思います。今を大事にして、夢を諦めるのも、勿体ない気がしますが、いかがでしょうか?

僕の貯金のお話は、ここまでです。
読んで頂いた方のお役に立てれば幸いです。もしわからないことがあれば、メールで質問してください。また感想も聞かせて頂ければと思います。

貯金は、片付けと並行して行えば、かなりのスピードでお金も貯まって行きます。ぜひこの機会に片付けも取り組んでみて下さい。もしお子さんたちにも、この貯金の話を聞かせたい!と言って頂ければ、可能な限り出向いてお話させて頂きたいと思います。

最近読んだ本に書いてあった言葉です。
「お金を好きになると、お金は貯まってくる」
「自分のことが好きになれば、お金が貯まる」

これらは、当たっていると思います。

ぜひ読んで頂きたい店長のおススメのお金の本

僕はお金に関する知識が無かったので、お金に対して本当に無知でした。以前、お世話になっていた税理士さんからも「そんなことも知らないのですか!だからダメなんですよ!」と言われたことがあります。その時は、本当に悔しくて涙が出そうになりました。しかしこの言葉の悔しさで、やる気のスイッチが入りました。「いつか、この税理士をぎゃふんと言わせてやる!」と思って、財務の勉強をしました。その間、たくさんの本を読みました。

僕は普通科の高校を卒業して、写真の専門学校に入り、徳島の写真館で必死になって勉強しました。しかしお金の勉強は、全くしていません。だから、お金の知識が全くないわけです。お金の知識が全くないまま、ローンを組んで借金をしたこともあります。その際に金利など、全く考えもしていません。今思えば、たくさんムダなことをしてきたと思います。今回のこのお話は、30年前の自分に対して書いています。読んで頂いて、何か参考にしてもらえれば幸いです。僕の願いは、僕と同じ過ちを繰り返す子供たちを減らしたいことです。長々と、書きましたが、今回はこれで終わりです。まだまだお金の話は、本当に深いです。また機会があれば、①借金のお話②複利の力のお話③日々の生活の話など書いてみたいと思います。その時は、また読みに来て下さい。

なお、僕は自分の経験を元に、毎日ブログを書いています。このブログは、日々思っていることを自分の日記代わりに書いています。そしてもう一つ、長男に向けて書いています。と、言いますのも僕の長男は僕が47歳の時に生まれました。そのために、もしかしたら長男が成人を迎える前に、もしものこともあるかもしれません。そんな時に、僕が書いてブログを読むことで、僕の過去の失敗に似の前にならなければと思い書いています。そう意味では、テクノロージーの発達で、僕の意志を残せるのは助かっています。

これからも、子供たちの未来のためにタネを蒔いて行きたい!と考えています。最後まで読んで頂いてありがとうございます。

追伸
このホームページで、毎日1,000文字を目標にブログを書いています。もしよかったらブログも読んでみて下さい。今回は、貯金のお話でしたが、いろんなジャンルの話を書いています。

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