子育てが楽しくなる『効果性の子育て』


未来のためにタネを蒔く子育て

こんにちは!未来へのたねまきを運営しています隊長こと、松尾勝彦です。
今回、僕が実践している効果性の子育てのお話をしたいと思います。

ちなみに、効果性の子育てとは、僕の造語です。
効果性とは、長期に渡り高い効果を上げることができる能力のこと

効果性の反対で使われる言葉を、効率性と言います。
効率性とは、出来る限りの手間と無駄を省き多くの作業をする

この違いに気付いたのは、僕が現在 スティーブン・R・コヴィー氏の『7つの習慣』を実践していたことでした。『7つの習慣』とは、アメリカの成功者の研究をされていたコヴィー氏が見つけた成功者に共通する習慣について書かれた本です。

僕は今から、8年前に読み始めて、6年前から生活の中に実践しています。

『7つの習慣』との出会い

僕は40歳まで、片付けができなくて、困ってました。何で困っていたのか?それは、スタッフさんが定着しなくて、5年間で20名のスタッフさんが入れ替わる経験をしました。この時は、まだ語っ付が原因で、スタッフさんが辞めるとは思って無くて、良い人材に出会うことを大事にしていました。

たまたま片付けの勉強会に参加した際に、片付けのすごさを知ります。

そして、
もしかしたらスタッフさんが定着しない理由は、片付けができていないので、作業効率が悪くて、休みも少なく、残業も多いからではないか?
という仮説を立てて、社内の片付けを始めました。ただ問題は、片付けはリーダーが率先しないといけないことです。片付けは、一見誰でもできそうに思いますが、そうでもないのです。リーダーがやらないと行けない理由は、リーダーしか捨てることを決定できる人がいないからです。片付けの大事なことは、まず量を減らすことです。量を減らすことで、空間を作って、出し入れをしやすくすることがコツです。そのため、まず量を減らす決定を下すことができるのがリーダーになるわけですが、忙しい中、さらに片付けをするのですから、当時はかなりの負担になっています。

ただ実践続けることができたのは、片付けができて、作業効率が上がれば、スタッフさんが定着することを信じていたからです。

おかげで、スタッフさんもやめなくなって、この6年間、求人をすることはなく、おまけにスタッフさんが能力をあげてくれるので、仕事の質が上がり、他の仕事までできるようになりました。

なぜ片付けをすると人生が変わる人が多いの?

片付けで、社内改革ができると、ある疑問が湧いてきました。それは「なぜ片付けで人生が変わる方が多いのだろう?」ということです。片付けで人生が変わる!というお話は、聞いたことがあると思います。今度は、その答えが知りたくなったわけです。

そんな時に、出会えたのがスティーブン・R・コヴィー氏の『7つの習慣』という本でした。その本の中に、片付けで人生が変わる理由が書いてあります。(本の中には、片付けの言葉は出てきません)。

片付けで人生が変わる理由

片付けをすることで、
・時間ができる
 探す時間がない
 買い物に行く回数が減るなど

・お金が貯まる
 モノを買わなくなる

・気持ちに余裕が生まれる
 きれいなお部屋なので、気分がスッキリする
 お金と時間に余裕があるので余裕が生まれる
これらが起こってきます。

ただこれだけではありません。
それは、
・自分の夢や、目標が生まれる
・他人と比較しなくなる
・自立ができる
これらができるようになります。これらができるようになるので、多くの方が『片付けで人生が変わった!』というのです。

片付けで夢ができる理由

片付けは、まず自分に必要か?そうでないか?にモノを仕分けする作業から始めます。僕は、毎日15分間、ゴミ袋を持ってお家の中を歩き回って、いらないモノを捨てる活動をオススメしています。そうすることで、だんだん自分のお気に入りのモノに囲まれて生活ができるようになります。

そして、捨てていくモノの中に『なぜ買ったのか?』わからないものがあったり、流行や、外見を気にして購入しているモノが多いことに気付きます。すなわち、誰かに承認されることを望んで、モノを購入していたことに気付きます。そして承認欲求を満たそうとすればするほど、モノは増え、お金がモノに変わって行く事実を知ります。

実際に、片付けの番組などをみていると、たくさんのモノに囲まれています。ただ全てお金がモノに変わっていますので、かなりのお金があったことが伺えますが、片付けができないと、ずっとお金のことを心配しないといけないことに気付かれていないと思います。

優先順位の決め方

なぜ片付けをすると、人生が変わるのか?
それは、優先順位が変わることで、問題が発生しなくなるからです。

わかりやすい例えは、片付けができないと、探しものが増えます。そうすれば、探すことで、時間を失います。人は誰でも、お金より、時間を大事にします。その理由は、もう戻って来ないから。だから片付けできないと、さらにモノを購入します。モノをたくさん持てば、モノを探さなくて良くなります。しかし、お金が減ります。しかし時間の方が大事なので、お金が減っても、また稼げば良いと考えます。しかしモノが増えたことで、さらに片付けしにくいお部屋になっていることの気付いていません。自分でも間違った行動をしている気はしていません。

この考え方が、片付けができない考え方です。
だから、いつもモノが増えてても、探しものをして、さらに購入をすることなります。こうなると、頑張っても、頑張っても、お金は貯まることはありません。次第には、モノが増えたことで、広いお家に住みたくなります。そうすれば、捜しモノから開放されると思っています。なぜなら、片付けができない理由は、部屋が狭いこと、収納が少ないことと思っているからです。

でも、よく考えてみて頂きたいのです。
片付けができなくて、さらに広いお家に住み始めると、どうなると思いますか?さらにモノが増え、お家がどんどん倉庫化していきます。そして家賃は増え、さらに収入を増やさないといけなくなります。だから、どんどん忙しくなるわけです。

スティーブン・R・コヴィー氏の『7つの習慣』では、優先順位の決め方を時間軸のマトリックスを使って教えてくれます。

多くの方が「緊急で、重要なこと(第1領域)」「緊急で、重要でないこと(第3領域)を優先します。大事なことが『緊急』です。すなわち『時間』です。

そこで『7つの習慣』では「緊急ではい、重要なこと(第2領域)」を優先することを教えています。すなわち、緊急ではい、重要なこととは、後回しにしやすいことです。

後回しにしやすいことを優先するようにするわけです。

ちなみに、後回しにしやすいこととは、
・片付け
・貯金
・運動
・健康診断
・家族との時間
などに当たります。

でも、わかっているけど、なかなかできないと思うのです。なぜなら「緊急でない、重要なこと(第2領域)」を優先するためには、①強い意志
②志(夢や、目標)
が必要になるからです。

だから、片付けをオススメしています。なぜなら、片付けは簡単なのに、後回しにし易いからです。しかも片付けは、お金もかかりません。さらに片付けは、将来お金を使わないようにしてくれるので、収入(利益)を得ていることを同じになります。

このことを知っているので、僕は忙しい時ほど、片付けをして、気持ちを落ち着かせるようにしています。

忙しい時に片付けする人がいたら

きっと怒られると思うのです。
「お前は、何をしているのか?」
「こんな忙しい時に!」
と言われると思うのです。

でも、僕は次の話を知っているから、忙しい時ほど、片付けを優先します。どんな話か?

それは木こりの話です。

旅人が森を歩いていると、木こりが、がんばって木を切っている。

通りがかった旅人がその様子を眺めていたが、斧を振るう勢いのわりに、なかなか木が切れていない。

よく見ると木こりの使っている斧の刃がボロボロである

旅人は言った。
「木こりさん!成果が出るね。頑張っているみたいだけど、あまり成果が出ていないね。まず斧を刃を研いだほうが良いのでは?」

すると、木こりは言った。

「何を言っているんだ旅人さんよ!見ての通り、木を切るのに忙しくて、それどころじゃないよ」

いかがだろうか?

僕は、この話を知っているので、忙しい時ほど、片付けをするようにしています。これが効果性の考え方です。

ちなみに、木こりさんの考え方が、効率的考え方になります。

実は、なかなかこの効果性の考え方ができる方が少ないのです。
それはなぜか?
その理由は、今を大事にするあまりに、未来を見ていないからです。

ではもう1つ、僕の好きなイソップ童話のお話をご紹介しましょう!

童話:金のタマゴを産むガチョウから学ぶこと

僕は、イソップ童話の金のタマゴを産むガチョウのお話が大好きです。このお話は、とても深くて、意識しています。

特に、何かを決断する際に、
『この決断は、金のタマゴを産むガチョウを育っているのか?それても金のタマゴを産むガチョウを農夫のように殺してしまっているのか?』と考えるようにしています。

長男にも、人生で最初に教えたお話が、金のタマゴを産むガチョウのお話です。

イソップ童話の金のタマゴを産むガチョウの話とは

ある朝、農夫は飼っているガチョウが黄金の卵を産んでいるのを見つけて驚いた。

それからもガチョウは1日に1個ずつ黄金の卵を産み、卵を市場で売った農夫は金持ちになった。

しかし農夫は1日1個しか卵を産まないガチョウに物足りなさを感じ、きっとガチョウの腹の中には金塊が詰まっているに違いないと考えるようになる。

そして欲を出した農夫はガチョウの腹を切り裂いた。

ところが腹の中に金塊などなく、その上ガチョウまで死なせてしまい、もう2度と卵を産まなくなった。

いかがだったでしょうか?
良かれと思っていたこと、やってしまって、後で後悔することは意外と多いと思います。前に触れた片付けの話も、金のタマゴを産むガチョウの話によく似ています。

そもそも片付けを先にすれば良いのに、後回しにするために、出費がどんどん加算でしまします。良かれと思ってやったことが、どんどん負の連鎖に入ってしまっていることに、意外と気付かないのです。

実は、僕らにとっての金のタマゴを産むガチョウとは、子供たちなのです。

子育てに、効果性の考え方を使う

効果性的考え方に必要なこと

  • 未来を予測する力
  • 客観的に考える力
  • 俯瞰的に物事を考える力
  • 問題の解決ではなく、原因を改善する力

これらの力を身につける力が必要です。そのためには、普段から訓練しておくことが大事になります。

ただ、なかなか効果性的考え方ができる方が少ないです。その理由は、今を優先してしまっているから!今の延長線の上に未来があると思っているからです。

僕が実践している『7つの習慣』では、逆のことを言われています。

未来から逆算して、今すべきことを考えること

先程のガチョウの話も同じです。ガチョウのお腹を割く前に、割いた後のことを考えた良かったわけです、でも、農夫は欲を抑えることができなかったのです。

ガチョウがいることに気付かない

    PAGE TOP